一般市民や当事者、当事者ご家族、認サポ講座を受けた経験がある方、ボランティアさんなどが多く参加。
ご自身の認知症の診断を受けてからの葛藤、受け入れてからの生活や職場での葛藤、このようなセミナー・講演以外でのさまざまな取り組みなどについて話していただく。
認知症の方への支援する上で
①環境が大切 人と人とのつながりある環境を保つ 家族以外の人との関係を保つ
②一緒に活動してくれる人は「パートナー」
③できることを奪わないでほしい
認知症になると 何もできないと思われる
④できるまで待ってほしい 何でもかんでもやらないでほしい 先回りをしないでほしい
⑤失敗しても怒らないでほしい 工夫することでできるように支援してほしい それが自信につながる
⑥認知症は、年齢関係ない 症状はみんな同じ
⑦認知症だから「すぐに介護保険のサービスを使わなければ」ではない
⑧行動・活動を奪わない 特に財布を当事者から奪ってはいけない
⑨これからは、認知症の人でも普通にスマホやタブレットを持つ時代 これも、奪ってはいけない 人に助けを求めることができなくなる
⑩どうしても〇〇認知症と言う言葉が先行してしまう。病気としてではなく、本人を見てほしい
⑪「せっかく買ってきたのに、使わない」とよく相談で受けますが、本人も一緒に買い物に行ってますか?本人が自分で決めて買ってますか?
⑫認知症は予防できない 認知症は避けられない だから予防ではなく、認知症に備える・準備するが当てはまるのではないか
以下、介護事業者・介護職へ
〇当事者の方と話をしていますか
〇すぐに介護保険サービスを提案していませんか
〇専門職は、なぜか家族から情報を得ようとする 家族も当事者を押しのけて話してしまう だから当事者が「そんなサービスは使わない」と怒ってしまう サービスを使うのは誰ですか?
〇名刺を渡す時、最初に誰へ渡してますか 家族だけに渡していませんか
〇利用契約をする時、誰に向かって話をしていますか 重説も誰に説明していますか 家族だけに話をしていませんか
〇ピアカウンセリングは、当事者同士で行った方がいい 家族や専門職は同席しない。その方が本音で話せる
〇当事者家族をサポートすることも皆さんの仕事ですが、先に家族の困りごとをサポートしていませんか まずは、当事者本人の困りごとを解決してから、ご家族のサポートではないか 順序が違うことが多くみられる
〇これからは、施設にフリーWi-Fiがあり、タブレット・スマホ・任天堂スイッチなど、持ち込み可能が当たり前 ユーチューブなどの動画が見られる環境も必要
〇デイサービスなどでカラオケを歌う時、職員が曲を決めていませんか 童謡や昔の歌ばかり選んでいませんか
丹野さんを招くことができ、本当に良かった。やはり、介護業界に携わる人は、一度は聞かなければならない。前述した丹野さんからのメッセージを実現していくことが、私たちに課せられている。