私たちの取り組み01
これまでの国の制度では、
障害者と高齢者が2人で福祉相談におとずれた場合、
いっしょに相談することができませんでした。
なぜなら、障害者の相談は「相談支援事業所」に、
高齢者の相談は「地域包括支援センター」へ。
対応窓口が、それぞれ別々に担当する仕組みになっていたからです。
これは福祉制度が抱えていた、大きな課題でした。
そこで生まれたのが「総合相談センター」。
2つに分かれていた相談窓口をひとつにまとめることで、
障害者と高齢者が揃って総合的に相談できるかたちを実現したのです。
「総合相談センター」の開設には、時間がかかりました。
もともと国の制度で決められていた仕組みであり、簡単に変えることはできません。
それでも、障害と高齢の両サービスを提供している愛光だからこそ、
この状況をなんとかしなければいけない。
行政機関に何度も足を運び、時間をかけて話し合いを重ねました。
そして、2015年4月。佐倉市からの委託を受けて、
ついに「総合相談センター」を開設。
相談窓口が分かれていた頃は、
数日かかってしまっていた情報共有も、即座にできるように。
また、親と子、双方の状況を把握した上で、
最適なケアをご提案できるようになりました。
たくさんのご家族の、様々なお悩みに、
もっと、もっと、寄り添えるように。
愛光にできること、総合相談センターにできることを、
ひとつずつ、かたちにしていきます。
『総合相談センター』が
生まれたことによる改善点
私たちの取り組み