私たちの取り組み02
子どもも、大人も、高齢者も、障害者も、
みんなでテーブルを囲んで、時間を過ごす「ともいき食堂」。
いまは地域食堂として開催していますが、もともとは「子ども食堂」を予定していました。
子ども食堂というのは、少子化や核家族化がすすんだ今、
子どもだけで食事をしているご家庭や、
満足に食事ができない子どもたちへの救済を目的とするもの。
いまでは全国さまざまな地域で行われています。
けれど、愛光のあるこの山王地域をよくよく調べてみると、
生活に困窮している世帯は少ないこと、
子どもの数に対して高齢者の数が多いことがわかりました。
この現状を踏まえると、地域住民同士のつながりや
世代間交流を深めることのほうが山王地域には必要なはず。
それならいっそのこと、「子ども食堂」に限定せず、だれもが集まれる「地域食堂」にしよう。
そうして2019年から、地域食堂として『ともいき食堂』がはじまりました。
初回から多くの方々がおとずれてくださり、改善を重ねながら、毎月の開催をつづけています。
ボランティアの方々と協力してつくる季節を意識したメニューは、参加した方々にも好評。
食後には相席したテーブルのみなさんで会話を楽しんだり、
子どもたちが校歌を歌って盛り上がったり。
いっしょに食事を楽しむだけでなく、さまざまな時間を共有することで、
この地域の新たなつながりが生まれています。
私たちの取り組み